小室哲哉、HYDEが「DEPARTURES」をカバーした理由&制作秘話…そしてKEIKOへの想いを語る モデルプレスインタビュー

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音楽プロデューサーで今年8月9日にデビュー20周年を迎えたglobeとしても活動する小室哲哉(57)がモデルプレスのインタビューに応じた。globeメモリアルイヤーとして、8月5日にシングル・アルバムから小室自身がセレクトした楽曲を新たにリアレンジした2枚組アルバム「Remode 1」をリリース、20周年当日にはリリース記念イベントを開催するなど、マーク・パンサーとともに勢力的に活動している。そんな中、12月16日には20周年第2弾プロダクトのカバーアルバム「# globe20th -SPECIAL COVER BEST-」がリリースされた。ボーカル・KEIKOが療養中のため、L’Arc~en~CielのHYDE、浜崎あゆみ、倖田來未らに依頼し、初めてカバーアルバムをリリースしたglobe。出来上がった作品を聞いて、globeのプロデューサー・小室哲哉が感じたこととは…。

globe初のカバーアルバムの制作秘話


― リリースおめでとうございます。全15曲収録されていますが、中でもHYDEさんの「DEPARTURES」はアレンジを含め、大きなインパクトがありましたね。

小室:globeの第2期(1999年頃)と呼ばれているときに、アメリカにずっといたんですが、そのときGLAY、LUNA SEA 、L’Arc~en~Cielといったビジュアル系バンドがすごく頑張っていて、特にHYDEを見て、あんなにかっこいい人たちがいるなら、その中にglobeも入れてもらわなくちゃと思っていたんですよね。そのときのHYDEは女の子よりキレイな顔して、化粧して、それでいてロックを歌っていて。僕は単純にこういうバンドが好きで、友達にいたらバンドを組んでいただろうなと思いました。

― そんな想いがある中で、今回globeファンだけでなく誰もが知っているglobeの象徴的な楽曲「DEPARTURES」をHYDEさんにお願いした理由はあるのでしょうか?

小室:象徴的な曲だからこそ、お願いしたいと思いました。(HYDEと)メールのやり取りをしていて、「日本を代表する冬の曲」みたいなことを言ってくれて。彼の中で楽曲の基準値みたいなものを超えた曲でないと歌いたいとは思わないと思います。

― 結果大成功しましたね。YouTubeの視聴再生回数はほかのアーティストさんと比べて圧倒的な数字でしたね。今回はAAAの「Joy to the love」、GReeeeNの「FACE」、Da-iCEの「FREEDOM」、lol の「SWEET PAIN」などは、ラップ詞が変わっていましたが、そこは小室さんが依頼したのでしょうか?

小室:そういうのは全然なくて、(アレンジすることを)わかった上で、今回カバーをお願いしています。メロディラインや歌詞がアレンジされていても自分では良かったくらい、自由度はあった。当時と今では、10年近くも経っているので。中でもラップは自分たちの個性を出しやすかったのかな。まだみなさんのレスポンスを聞いていないのですが、いい意味で面白いことが聞けそうです。

― 今回は完全オファーという中でも、小室さん自身がレコーディングに参加した楽曲もありましたね。HYDEさん、木村カエラさん、梅田彩佳さん、AAAさんなど、そのときの印象はどうでしたか?

小室:本当は僕は1曲もやらなくてもいいんですけどね。トリビュートみたいなものなので。でも、カエラちゃんや梅ちゃんは一緒にスタジオでやっていく感じでしたね。彼女たち“らしさ”がどう出せるのかなと。その場でアレンジというよりかは、プロデュースしていく感じでした。HYDEは彼自身もプロデューサーですので、イメージがあったみたいで、そこを擦り合わせて制作していきましたね。AAAは、同じavex所属のアーティストで、僕のカバーをよく歌ってくれているので、慣れているなと思いました。

― あと、倖田來未さんのボーカルもアレンジの世界観にすごく合っていてかっこいい仕上がりになっていましたね。小室さんが聞いた感想もお聞かせください。

小室:くぅちゃんには、随分前から「こういう企画があるから自分に合う曲を選んでおいてね」と言ってあったんです。それで、Wanderin' Destinyが一番自分に合う曲ということで選んでもらいました。歌も良かったですね。さすがだなと思いました。

― 今回のジャケット写真は、KEIKOさんのソロショットということで、注目を浴びていると思います。1997年頃に撮影したというお話をお聞きしたのですが、この写真にはどのような思い出がありますか?

小室:すごく大変な時期に撮影したんですよね。いきなり頂点から始まった2人(KEIKOとマーク)だったので、いろんな意味で普通の職業では考えられない10年近くを過ごしていたと思います。この撮影時、僕は立ち会っていないのですが、KEIKOの個人事務所を立ち上げたときでアー写を撮った方がいいと思い撮影したものです。

― ご自宅にも飾られている写真ですね。

小室:未だに僕が資料として保管している写真の1枚。そういうのがたくさんあります。

― 先日の8月のイベントでは約4年ぶりにKEIKOさんの肉声を公開していましたが、しっかりお話している印象を受けました。

小室:そう感じていただけるのは嬉しいんですけど、いざ歌おうとすると、人前に立とうとすると、すごく疲れちゃうみたいです。何を基準にしたらいいのかわかりませんが、元気でいてくれるだけで良しという考えもあるので。

― 今回のアルバムは各アーティストの個性が発揮されて化学反応が起きていたように感じました。名曲たちが全く新しく聞こえましたね。

小室:このアルバムは、タイミングを逃したら、作れなかったでしょうね。今の時代を象徴した文字通りのアルバムになったのかなと、僕の中では良いアルバムをもらった感じです。

― “globe20周年”のため、これだけのアーティストが揃ったこともすごいなと思いました。

小室:自分が頼まれたとき、自分がリスペクトしていたり、やってあげたいなという気持ちがあったとしても、なかなか時間が取れないんですよね。だから、まずは参加してくれたみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。

― ありがとうございました。

「#globe20th -SPECIAL COVER BEST-」―――アレンジが加わり、新たな魅力が詰まった作品として受け入れつつも、当時の思い出がしっかりと蘇る。参加したアーティストの方々、そして出来上がったアルバムを聞いた私たちが共通して感じることは、「globeの音楽を愛している」ということ。globeの音楽のおかげで、私たちはどこでも繋がることができる。そんなパワーを持っている小室哲哉に私たちはこれからも支えられ続けるだろう。

2015/12/20 | 16:44
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