内田裕也feat.指原莉乃 ングル曲PVに小室哲哉、リリー、Zeebraら出演、監督は犬童一心

内田裕也×さしこのシングル曲PVに小室哲哉、リリー、Zeebraら出演、監督は犬童一心

6月11日にリリースされる内田裕也のニューシングル『シェキナベイベー』から、タイトル曲のPVが公開された。

内田にとって29年ぶりのシングルとなる同作。指原莉乃が参加しているタイトル曲は、本日5月30日から公開されている指原の主演映画『薔薇色のブー子』の主題歌になっている。

今回公開されたPVは、映画『のぼうの城』などで知られる犬童一心が監督。内田と指原に加え、堺正章、小室哲哉、林真理子、リリー・フランキー、シーナと鮎川誠(シーナ&ロケッツ)、白竜、Bro.KONE、Zeebraがゲスト出演している。

同PVについて、内田は「異色カップルによるコラボレーション!大切な人と聞いて欲しいです。『シェキナベイベー』ヨロシク!!」とコメント。指原は「撮影現場では、内田さんに負けないよう、ロックンローラーになりきって頑張りました!」と語っている。なお、同作にはPVを収録したDVDが付属する。

2014年6月11日(水)発売
価格:1,944円(税込)
avex trax / AVCD-48977B

[CD]
1. シェキナベイベー / 内田裕也feat.指原莉乃
2. タイトル未定 / 内田裕也
3. シェキナベイベー off vocal
4. タイトル未定 off vocal
[DVD]
1. シェキナベイベー(Music Video)


2014/05/31 | 07:24
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MTV VMAJ 2014 小室哲哉が最優秀ビデオ賞プレゼンターに決定

MTVジャパン MTV VMAJ 2014 小室哲哉が最優秀ビデオ賞プレゼンターに決定

MTVが6月14日(土)に千葉・舞浜アンフィシアターにて開催するミュージックビデオの国際的授賞式「MTV VMAJ 2014」にて、「最優秀ビデオ賞(Best Video of the Year)」のプレゼンターを小室哲哉が務めることが決定した。

「最優秀ビデオ賞」には、安室奈美恵の「Ballerina」、EXILEの「EXILE PRIDE ~こんな世界を愛するため~」、ケイティ・ペリーの「Roar」、レディー・ガガの「Applause」、Mr.Childrenの「REM」がノミネートされている。

ノミネート5作品の中から、3月28日(金)~5月28日(水)の期間に集められた視聴者・一般の方の投票によって選ばれた受賞作品は、授賞式当日に発表される。

小室がVMAJに出演するのは、さいたまスーパーアリーナで開催された2008年の授賞式でレッドカーペットに登場した以来、6年ぶり2度目。授賞式でプレゼンターを務めるのは今回が初となる。

通算13回目の開催となる今年のVMAJは、洋楽・邦楽の区別を問わない国際的音楽アワードとしての特徴はそのままに、MTVのグローバルネットワークをさらに活用し、独創的でオリジナリティあふれる日本の音楽・カルチャーを、国内はもとより海外にも広く発信していく。

授賞式の模様は、6月14日(土)午後6時よりMTV Japanで生放送される。また、ケーブルテレビJ:COMのコミュニティチャンネル「J:COMテレビ」をはじめとする全国のケーブルテレビ各社の無料チャンネルや、IPTVのひかりTVなどでも同時生中継され、国内合計2000世帯以上にアワードの熱狂と興奮がリアルタイムで届けられる。

さらに海外においては、シンガポール・マレーシア・インドネシアなどをカバーするMTV Asiaを通じて同日中継されるのに加え、韓国・中国・台湾・ベトナム・フィリピン・タイの各国MTVチャンネル、およびフランスのJ-Pop専門チャンネルJ-ONEでも順次放送が予定されており、計5000万世帯を超えるMTV視聴者の元に届けられる(*1)。

デジタル・メディア・パートナーのGyaO!が運営するVMAJオフィシャルサイトVMAJ.JPでは、授賞式本編を国内外に向け生配信する(*2)。

「MTV VMAJ 2014」の最新情報は、6月上旬よりWindowsストアにて配布開始されるWindows 8/Windows 8.1向けMTV Japan公式ニュースフィードアプリ「MTV Daily News」でも配信中(*3)。

*1. 放送チャンネルは現時点での予定です。また、合計視聴世帯数は概算となります。
*2. 一部、放送とは内容が異なる場合がございます。
*3. Windows、Windows 8およびWindows 8.1は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。


2014/05/30 | 17:48
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「金色の夢」は、この先もまだ続くのだ -TM NETWORK 2014.5.19@東京国際フォーラム-

CDでーた TM NETWORK<2014.5.19@東京国際フォーラム ホールA>

「金色の夢を見せてあげる」これは84年にTM NETWORKがデビューした当時のキャッチフレーズ。しかし、この言葉をあれから30年経った今でも守ってくれるだなんて。この日、東京国際フォーラムホールAで繰り広げられたショーは、TM NETWORKにしか成し得ない最高峰の音楽エンターテイメントだったのだ。

今回の「the beginning of the end」ツアーは、2012年の日本武道館公演、2013年のさいたまスーパーアリーナ公演に続くSFライブシリーズの第3弾。ライブパフォーマンスと舞台をミックスアップしたシアトリカルなステージは、一般的には珍しいがTMにとってはお家芸と言ってもいい。開演前のスクリーンに映し出される、まるで映画のようなスタッフロールに早くも胸が踊る。こういった演出がいちいちニクい。

ステージセットは宇宙船の内部を模した真っ白な空間。ショーのトータルプロデュースを手掛ける小室哲哉の意図するところとは微妙に異なるだろうが、個人的にはSF映画の名作「エイリアン2」の宇宙船内を思わせる雰囲気、つまり現代の映像作家が創りだすSFとは異なる、言わばレトロフューチャーな空気感だった。演奏にも同様のことが言える。この日は、最新セルフリプロダクトアルバム「DRESS2」の収録曲を中心としたラインナップだったが、84年発表のデビュー作の表題曲を再構築した「RAINBOW RAINBOW 2014」や、初期の名盤「CHILDHOOD’S END」収録の名曲を同じく再構築した「永遠のパスポート 2014」等、現行のダンスミュージックとの親和性を高めつつも、楽曲が持つ時代感は決して損なわないバランス感覚は脱帽モノの素晴らしさ。

昨年病気を患い、その後の経過が心配されていた宇都宮隆のボーカルにはいい意味で驚かされた。声に年齢を感じさせない色艶があり、抜けも良い。昨年の公演以上の力強さを感じさせるパフォーマンスに客席のあちこちから黄色い歓声が飛ぶ。小室哲哉の鍵盤さばきも見どころたっぷり。四方をキーボードで取り囲み、左右の鍵盤を同時に操作するお馴染みの姿がスクリーンに大写しになると、オーディエンスは一気に前のめりに。プレイや立ち居振る舞いから気品と狂気を同時に感じさせる、相変わらずのマッドキーボーディストぶりに心底痺れた。そんな2人をサイドからそっとサポートする木根尚登の存在はバンド全体に安心感を与えていた。これがTM NETWORKなのだ。

「Just One Victory 2014」や「Be Together 2014」など、過去の代表曲を最新の形でテンポよく披露しながら、各ブロック終了後には物語もインタールード的に進行する――演奏中の姿から一転、氷のように冷めた表情をしたTMの3人は、ステージ中央に設置された司令室の真ん中でポッド内に収められた一体のヒューマノイドのプログラミングに没頭する。そして、小室の見事な蹴りも飛び出た「Get Wild 2014」のプレイを終えたショーの終盤、遂に“それ”に命が吹き込まれる。ステージ前方に現れた“それ”は、どうやらティーンの少女。この彼女、たしか25年前ぐらいに一度見たことがあるような……おっと、物語はどうやらここまでのようだ。

本編最後にプレイしたのは1988年のヒット曲「Beyond The Time」。今回のショーにはおあつらえ向きのSFナンバーが披露される後ろでは、少女を乗せたポッドが宇宙船から放たれ、地球へと近づいていく様子がスクリーンに映しだされる。そして、2時間のショーがエンディングを迎えたかと思ったその時、「NEXT TM NETWORK WILL BE WINTER 2014」の文字が浮かび上がる。そう、物語はTM NETWORKの過去に隠された“秘密”の存在を示唆しながら、次回公演へと繋がっていくのだ。ああ、なんというエンターテイメント。個人的な話になるが、80年代後半、彼らの世界に初めて触れた時の興奮を、あれから約25年が経過した今、こんなにも芯の太いショーを通じて再び味わうことができるとは夢にも思わなかった。「金色の夢」は、この先もまだ続くのだ。


<SET LIST>
01.LOUD (MVはこちら)
02.Come On Let’s Dance 2014
03.Kiss You
04.永遠のパスポート 2014
05.ACCIDENT 2014(19日)/金曜日のライオン 2014(20日)
06.RAINBOW RAINBOW 2014
07.Be Together 2014
08.CUBE
09.I am 2013
10.Just One Victory 2014
11.TK Key Solo
12.Get Wild 2014
13.Self Control 2014
14.Beyond The Time

2014/05/28 | 15:53
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小室哲哉 浅倉大介と「氣志團」、学ラン2ショット公開

日刊アメーバニュース 小室哲哉 浅倉大介と「氣志團」、学ラン2ショット公開

音楽プロデューサーの小室哲哉(55)がツイッターで、同じく音楽プロデューサーの浅倉大介(46)とのツーショットを披露している。

音楽番組「僕らの音楽」(フジテレビ系)で、ロックバンド・氣志團とのコラボレーションを見せた小室と浅倉。氣志團とおそろいの学ランとサングラスを着用し一体となり氣志團の代表曲である「One Night Carnival」を披露、ノリノリのパフォーマンスを見せた。

小室は「大ちゃんもUPしてたから、記念だね。」と、衣装を着用した状態で浅倉とのヤンキー座りのいかついツーショットを公開。これを見たファンからは「かっこいいです!」「夢のツーショット!」などといった、興奮の声が数多く上がっている。

2014/05/19 | 13:54
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5/16放送 僕らの音楽10周年記念コンサート(生放送)に小室哲哉出演

僕らの音楽

5月16日金曜日
23時30分~

10周年記念コンサート生放送

平井堅
Superfly
西野カナ
氣志團
MayJ
miwa
ももいろクローバーZ
E-girls
華原朋美
小室哲哉
浅倉大介
押尾コータローほか

2014/05/10 | 09:59
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小室哲哉はJPOPのリズムをどう変えたか 現役ミュージシャンが「TKサウンド」を分析

MSN エンターテイメント小室哲哉はJPOPのリズムをどう変えたか 現役ミュージシャンが「TKサウンド」を分析

東京を拠点に活動するバンド、トレモロイドのシンセサイザー・小林郁太氏が、人気ミュージシャンの楽曲がどのように作られているかを分析する当コラム。今回はダンスミュージックをJPOPに取り入れ、日本の音楽シーンに多大なる影響を与えた小室哲哉の楽曲を読み解く。(編集部)


 小室哲哉さんはJ-POPにダンスミュージックの要素を定着させた第一人者と言われています。TM NETWORKが台頭した80年代後半から、「小室ファミリー」がチャートの上位を賑わせた90年代後半までの10年間で、ダンスミュージックは広く世間に浸透し、JPOPシーンは大きく変化しました。そして今なお、小室さんはその音楽的探究心を失わず、超新星、SMAP、北乃きい、浜崎あゆみといったミュージシャンに楽曲を提供する一方、音楽フェスティバルなどではプレイヤーとしても活躍しています。5月1日には、日本レコード協会が運営する「STOP!違法ダウンロード広報委員会」の啓発活動の一環として、マウスのクリック音で作った新曲をライブ演奏するビデオ「グッド クリック クリエイツ グッド ミュージック!(GOOD CLICK CREATES GOOD MUSIC!)」をYouTubeで公開、大きな話題となりました。

 さて、お馴染みの「TKサウンド」に対し、多くの人は「ノリノリ」で、「カラオケで歌いたくなるようなキャッチーな歌メロ」といったイメージを抱くのはないでしょうか。そこで今回は、「TKサウンドにおけるノリノリとは何か?」ということを紐解き、その音楽的特徴をダンスミュージック的な側面から考えてみたいと思います。

・フックの効いたボーカルメロディ

 まずはわかりやすいボーカルの特徴から分析してみます。細かいことはおいおい語るとして、プロデュース作品(小室ファミリー)のボーカルメロディで、みなさんが印象に残るのは、例えば次のようなところではないでしょうか?

TRF『CRAZY GONNA CRAZY』の歌い出し
「『ダ』イヤを『散』り『ば』めてるよう『な』 『夜』景を『く』るまから『見』てるよ」。

安室奈美恵『Your're my sunshine』の中頃
「1『にち』中 ゆ『めに』まで 楽『しい』 きお『くが』 よみ『がえ』ってたよ」。

華原朋美『Hate tell a lie』のサビ
「なにからなにまであなたがす『べ』て 私をどうにか輝かせる『た』め 苦しんだり悩んだり『し』て 『が』んばってる」。

 これらのフレーズは「いかにも小室哲哉」という感じがします。『』の部分にアクセントがありますが、共通して言えるのは、ボーカルが強調して歌っているだけでなく、そこが各フレーズの一番高い音で、しかもその音だけが高くなることです。さらに言えば、アクセントの音程は1フレーズの中でほとんど同じです。

 次に同じフレーズをリズム面から分解してみましょう。

 『CRAZY GONNA CRAZY』は「『ダイ』『ヤを』『ちり』」というように、同じリズムを繰り返しながら「ばーめてる」のフックに向かっています。

 『Your're my sunshine』では「いち『にーちぃー中』 ゆ『めーにーまで』」と1小節ごとのリズムを繰り返してから「たの『しーい』きお『くーが』」と先ほどのリズムの前半だけ、つまりループの単位を半分にします。スピード感が出ますね。

 ラップの手法を取り入れている『Hate tell a lie』のこの部分はもっと単純で、ほとんど16分音符で、音階もアクセント以外ほぼ変わりません。「何から何まであなたがす『べ』て」のように、「4拍目にアクセント」という1小節ごとのループを繰り返して「がんばってる」に向かいます。

 何となくお分かりでしょうか? ここで紹介したフレーズは全て、1小節以内で1単位となる短いフレーズのループでできているのです。メロディのアクセントが毎回同じ音階なのも、同じフレーズのループだからです。各ループはリズムかメロディ、あるいは両方による強いアクセントで明確に区切られていますし、その連続で出来ている大きな1フレーズも、後半に明確に向かう先があります。この傾向は歌謡曲として作られているプロデュース作品に顕著ですが、小室さんのメロディラインはとてもフックが強いのです。

 「フックって何?」と思われる方も多いでしょうけれど、特にリズム的な変化による「強く耳に引っかかる部分」程度に考えてください。例に出したメロディを思い浮かべていただければ、だいたいわかりますね?

 美しいポップソングはたいていメロディが印象的ですが、小室哲哉さんの歌は、フレーズがループで出来ていて、そもそもループの1単位ごとのフックが強いので、あまりコード進行とは関係なくメロディの印象の強さが作られています。つまり、よりリズム的なアプローチでボーカルメロディが考えられているということです。

 では次に、それに何の意味があるのか、ということを紐解くためにも、一旦ボーカルパートから離れて、サウンドの全体像について解説します。

・実は引き算で作られている「TKサウンド」の本質

 TKサウンドの重要な要素を最小限の音で体現している、という意味で、このコーナーにうってつけの曲があります。TM Networkの1987年のヒット曲『Self Control』です。

 この曲は主に、「ドラム」「ベース」「シンセサイザー」「ボーカル」の4トラックでサウンドが構成されている、とてもシンプルな曲です(もちろん他にも、ストリングスやギターなどのトラックが入っています)。

 この曲はとにかく軽快で、ビートが前に進む力が強いです。ざっと構造を書くと、ドラムはストレートな8ビートで、イントロや間奏などではキックの4つ打ちになります。ベースはコードの基音(ルート)から動かず、ひたすら8分音符を刻みます。シンセサイザーは複数入っていますが、サウンドの中核にあるのは、イントロから鳴り続けている印象的なテーマフレーズです。基本的にこの曲は、たったこれだけの要素で出来上がっているのです。

 ここで、この構造を捉えるためのひとつのセオリーをご紹介します。それは「低い音ほどリズムに対する影響が大きい」というものです。

 この曲でもっとも低い音はドラムのキック、次いでベースです。メインのトラックでは、だいぶ高くなってドラムのスネア、ボーカル、シンセサイザーという順番です。その他のトラックも含めて、低音と呼べる周波帯にあるのはキックとベースだけです。この曲の軽快なノリは、ドラムとベースというリズムに大きな影響を与える低音楽器が、両方ともごくシンプルでストレートな8ビートに徹していることによって作られているのです。

 一方シンセサイザーのテーマフレーズは、はっきりとしたリズム的なフックを繰り返し提示しています。リズム的には「よっこいしょ感」を生みやすい重めのフックですが、なにぶん高音ですし、低音楽器で作るストレートなリズムのほうがはるかに影響が強いので、曲のスピード感には影響しません。

 このように高音と低音ではっきりと役割が分かれたアレンジが、意識的かどうかはともかくはっきりと意図的に、そして非常に慎重にアレンジされていることは、イントロからのドラムパターンの遷移を聴けばわかります。

イントロ:キックの4つ打ち
Aメロ:4拍目にスネア追加
Aメロ2周目:キックの4つ打ちをやめ、普通の8ビートパターンに

となっています。ここにはそれぞれ、

イントロ:テーマフレーズのフックを重く聴かせないための最小要素としてキックのみ
Aメロ:1小節ごとのリズム的な解決を提示する最小要素として4拍目のスネア
Aメロ2周目:本来のビートの提示

という意味があります。

 このような慎重なパターン進行からも、この曲のシンプルなリズムが「ただ疾走感があればいい」ということでぼんやりと作ったビートではなく、ストレートな8ビートの中でも、そのセクションで「何を聴かせたいのか」ということを意識して巧みにスピード感をコントロールしていることがわかります。また、ベースはときどき16分音符を混ぜることで、はっきりと分かれた高音と低音のリズムを、こっそりとつないでいます。

 TKサウンドというと、ついつい派手なものを想像してしまいます。しかし『Self Control』からわかることは、小室さんが、論理的に配置した最少のトラックと最小のシーケンスで、曲が伝えたいリズムイメージを最大化する技術に非常に長けている、ということです。安易に音を増やさず、その曲が伝えたいことを最小限の音数で作る、という意味で、作曲やアレンジなどではよく「引き算が大事」と言われます。『Self Control』のグルーブはまさに、引き算によって作られています。

・TRF楽曲に見る、足し算のアッパーチューン

 「低音楽器はシンプルに刻み、高音楽器がフックを入れまくる」という小室さんのアプローチを『Self Control』を題材に分析しました。そしてこの論理は、トラックも多く、より派手な印象のプロデュース楽曲にも応用できます。

 例えばダンスミュージック的なサウンド構造がもっとも生かされているのはTRFの楽曲でしょう。『CRAZY GONNA CRAZY』『BOY MEETS GIRL』『EZ DO DANCE』『survival dAnce』などのヒット曲には、「キック4つ打ち」「ベースは動かずに細かい刻み」「シンセフレーズはリズミカル」という『Self Control』と同じようなサウンド構造でリズムの基本構造が作られています。では、それ以外のプラスアルファのトラックがどのような意味を持っているでしょうか。

 『Self Control』の「その他のトラック」は、メロディ面ではもちろんそれぞれ不可欠なものですが、リズム的にはシンセサイザーのテーマフレーズが提示しているリズムを見事に踏襲していました。TRFの楽曲ではリズム的にも重要な役割を果たしている「その他のトラック」がいくつかあります。それらのトラックの役割を大雑把に言えば「埋めること」です。

 まず、音符の長さが長いものと短いものに二極化される場合が多いです。多くの色を混ぜるとどの色でもなくなっていきますが、リズムもそれと同じで、細かい16分音符まで隈なくリズムを埋めていくと、それだけひとつひとつのアクセントが相対的に目立たなくなります。例えば『CRAZY GONNA CRAZY』では高音のシンセピアノリフとブラスフレーズが印象的ですが、どちらもリズムパターンとしては同じ位置にアクセントがあります。ハイハットは裏打ち(「ン チッ ン チッ ン チッ ン チッ」という裏拍の4つ打ち)です。普通に考えると、拍の裏に強いアクセントがあることになります。さらに、シンセサイザーが歌のないところで16分音符3つごとのアルペジオを奏でています。いくらキックが4つ打ちで、高音楽器はリズムへの影響が少ないとはいえ、流石にこれらのトラックを真面目に考えると「ゴチャゴチャ」としか言い様がないはずなのです。しかしそれでもこの曲のトラックが前に進む力を失わないのは、別のシンセサイザーがアクセントのない16分音符を刻んでいるからです。さらに言えばこのシンセサイザーは、「その他のトラック」の中ではもっとも音が低く、中低音域です。このトラックの「埋める役割」によって、相対的に他のアクセントやフックの強さが低下し、ゴチャゴチャすることなく曲のスピード感を上げています。基本的な考え方はベースの8分音符と同じで、これによってスピード感がさらに増し、いよいよ高音楽器が「何でもできる」ようになる、ということです。

 同じようなことが長い音符でも言えます。小室さんは特にゆったりとした歌ものなどで、ギターやピアノのように強いアタック感を持たない、シンセサイザーやストリングスの長い音符で埋めるトラックを、よく使います。そこでは「ノリさえ良ければいい、というわけにはいかない」「歌を前に出すために、あまり細かい音符で埋めたくはない」という、アッパーなダンスチューンと違う条件があるので、ボーカルをでしゃばらずに補佐しつつ、リズム的な空白を埋めて曲に流れを与える、という役割の長い音符が効果的なのです。

 『Self Controll』で、「小室さんは引き算が上手」と書きましたが、TRFの楽曲などからは「引き算が上手な人は足し算も上手」ということがわかります。

・歌はシンセサイザー?

 ここまででTKフックとそれを支えるTKビートによってTKサウンドが作られている、という全体像は見えてきました。最後に、冒頭でやや宙吊りなまま終わったボーカルパートについて再び考えてみます。

 冒頭では、ボーカルフレーズが短いフレーズのループで作られていることを説明しました。これは何かというとつまり、「リフ」なのです。

 リフとはリフレインの略で、要するに繰り返しのことです。繰り返せば何でもいい、というわけではなく、一般的にリフと言う場合、「短いフレーズ」が繰り返されているものを指します。「コードは変わっても同じメロディが繰り返される」「メロディは変わってもリズムパターンが同じ」などというように、変化するものとしないものの対照がリフの気持ちよさ、という理屈になります。

 そんなリフの典型的なものが、ご紹介した『Self Control』のシンセサイザーのテーマフレーズです。解説したように、このシンセリフとキックの4つ打ちからイントロが始まり、その後何度も登場します。コーラスと宇都宮隆さんの歌うボーカルフレーズはメロディもリズムもこのシンセリフそのままですし、他のセクションも基本的にこのリフのリズムパターンの派生です。ドラムとベースがごくストレートな8ビートを刻み続けているのは、フックの強いこのリフを活かすためです。つまりこの曲のサウンドデザインのテーマは、「シンセリフ激推し」ということだと言えます。もちろん歌ものですから一見歌のためのトラックのように聞こえますが、その歌もシンセリフのテーマに従って作られていることを考えると、実はこの曲の中では歌よりもリフの方が上位の存在です。このように「リフがサウンドデザインの最上位にあり、歌もリフである」というような曲の典型は他にも、同じTM Networkの『Come On Everybody』などがあります。

 もちろん、より歌謡曲的な小室ファミリーの楽曲について、この理屈をストレートにつなげることはできません。ただ少なくとも、小室さんの楽曲のボーカルパートが、リフを作るのと同じ発想で作られているとは言えそうです。冒頭で解説したようにメロディ的なフックが強い理由もそこにあります。メロディの起伏が激しく、単純なボーカルメロディっぽくない違和感が、小室さんのボーカルメロディを印象的にしていますが、同じフレーズをシンセサイザーで弾いてみると、意外なほど違和感がありません。この要素をどのくらい色濃く出すかによって、ボーカルのノリがコントロールできます。引き算が上手な小室さんは足し算も上手、と書きましたが、同じように、サウンドデザインとリズムの受け渡しの妙によってトラック同士をつなげることが巧みな小室さんですから、当然ボーカルをトラックから離して浮き出すことも思いのまま、ということです。

 小室さんがやったことを後追いで言葉にしているので簡単そうに聞こえますが、実際にイメージ通りの曲を作るのはとてもむずかしいことです。小室さんが当時日本の歌謡曲になかったダンスミュージックの要素を持込み、10年間で作り手ばかりか聴き手まで教育してしまった背景には、スピード感であれメロディの目立ち方であれ、聴き手に与えたい印象を実際に思いのままに表現できてしまう、小室さんの恐ろしいほどのリズム感覚とサウンド構成能力の高さがあるのでしょう。

2014/05/07 | 09:41
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TM NETWORK 30TH ANNIVERSARY SPECIAL ISSUE「小室哲哉ぴあ」TM編 発売記念サイン会

TM NETWORK 30TH ANNIVERSARY SPECIAL ISSUE「小室哲哉ぴあ」TM編 発売記念サイン会

開催概要
会期:2014年5月17日(土)
会場:蔦屋書店3号館 2階 音楽フロア
開館時間:14:00~
主催:代官山 蔦屋書店
協力:ぴあ株式会社
お問い合わせ:03-3770-2525

TM30周年MOOK『TM NETWORK 30TH ANNIVERSARY SPECIAL ISSUE「小室哲哉ぴあ」TM編』の発売を記念して、
代官山蔦屋書店にて同MOOKをお買い上げ頂いた方に先着で
小室哲哉サイン会参加券(整理番号付き)を1枚差し上げます。
代官山蔦屋書店オンラインストアでも参加お申し込みを承ります。

【小室哲哉プロフィール】
1958年11月27日東京都生まれ。
音楽家。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家、編曲家、キーボーディスト、
シンセサイザープログラマー、ミキシングエンジニア、DJ。

【イベント参加方法】
代官山蔦屋書店にて、MOOK「小室哲哉ぴあ」(4/21発売)をお買い上げ頂いた方に、
先着で小室哲哉サイン会参加券1枚(整理番号付き)を差し上げます。
当日は整理番号順にご案内いたしますので、参加券に記載された時間・集合場所をご確認ください。
サインはMOOK「小室哲哉ぴあ」のみが対象となります。必ず参加券と共にご持参ください。

【注意事項】
・参加券のお渡しは、定員に達ししだい終了とさせていただきます。
・整理券に記載の集合時間時刻にお並び頂いていない場合は、列の最後尾に順にお並び頂きます。
・サイン会は列が途切れしだい終了となりますのでご注意ください。
・参加券は一枚につき、お一人様限り有効です。また、いかなる場合でも参加券の再発行は出来ません。
・撮影機器、録音・録画機器のお持込はご遠慮ください。撮影・録音・録画は禁止とさせて頂きます。
・係員の指示及び注意事項に従わずに生じた事故に関しては、主催者側は一切の責任を負わないものとします
・諸事情により止むを得ず内容変更や中止になる場合がございます。予めご了承ください。
・オンラインストアでの受付は2014年5月13日(火)の受注分までとさせていただきます。



2014/05/01 | 19:40
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STOP!違法DL、小室哲哉×SHIGEOマウス100個で紡ぐ音楽

ナタリー STOP!違法DL、小室哲哉×SHIGEOマウス100個で紡ぐ音楽

違法ダウンロードの防止を目的とした「STOP!違法ダウンロード」啓発ビデオクリップに、小室哲哉とSHIGEO(The SAMOS、mold、ATOM ON SPHERE)が出演。この映像が「STOP!違法ダウンロード広報委員会」のYouTube公式アカウントにて公開された。

年間29.3億ダウンロード、毎秒約100件が行われている日本の音楽違法ダウンロード。この状況に歯止めをかけるべく、STOP!違法ダウンロード広報委員会は、小室とSHIGEOを起用して「GOOD CLICK CREATES GOOD MUSIC!」を合い言葉に今までにない啓発ビデオを制作した。

小室はこのプロジェクト用に新曲を書き下ろし。ビデオクリップでは、約100台のコンピュータ用のマウスを使用し、2人がマウスのクリック音によって次々に音楽を作り出していくというライブ演奏の模様が収められている。


GOOD CLICK CREATES GOOD MUSIC!
(TKによるマウスをクリックした動画)

現在、日本では、年間29.3億もの
音楽ファイルが違法ダウンロードされています。

これは1秒に約100回もの違法なクリックが
されていることを意味しています。

あなたのクリックは、
音楽を「創る」クリックでしょうか?
それとも「壊す」クリックでしょうか?

正しいクリックがされればされるほど、
ミュージシャンが素晴らしい音楽を創る環境が豊かになります。

いいクリックは素晴らしい音楽を奏でる。


29.3 billion illegal music files are downloaded per year in Japan.
That's 100 illegal clicks per second.
Your clicks...are they the kind that create or destroy music?
Support a healthy music community by clicking the right way.

GOOD CLICK CREATES GOOD MUSIC!


2014/05/01 | 10:52
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